2023年4月12日に《西神奈川ダイビング事業者安全協議会(NDOSA)》により、小田原城のお堀の水中清掃が実施されました。お堀の清掃が行われるのは、2018年3月にテレビ東京の人気番組『池の水ぜんぶ抜く大作戦』の企画として実施されて以来、およそ5年ぶり。ダイバーが水中に潜ってのごみ拾いは、2015年、2016年、2017年に続く、第4回となりました。今回はプロダイバー14名がお堀の水中へ。僕もその一員としてお堀を潜ってきました!
小田原市長の守屋輝彦氏も駆けつけ、激励のコメントをいただいた後、最も人通りの多い「学橋」周辺を中心に清掃活動を行ないました。水温は17℃と思ったよりも暖かかったものの、最大水深1.5mほどの水底には泥が堆積しており、視界はほぼゼロ! 目でごみを探すことはできないので、手探りでごみをひとつずつ拾い上げていきます。大きなごみかと思ったら他のダイバーのフィンだったり(笑)、突然目の前を大きな鯉が通って驚いたり、視界の悪さに苦戦しつつも一生懸命ごみを探し、約1時間の水中清掃はあっという間に終了しました。
5年前に水を抜いて本格的に清掃したことや、コロナ禍でお祭りなどの活動なども控えられていたせいか、これまでに水中清掃したときに比べるとごみは少な目。それでも空き缶や空き瓶などのほか、携帯電話やボイスレコーダー、鉄パイプ、ビニール傘、なんと財布やクレジットカードまで見つかりました。ちなみに空き缶で多かったのは、レモンサワーの空き缶。こんなところでも昨今のレモンサワーブームを感じました(笑)
今年の5月には市内最大の観光イベント「小田原北條五代祭り」も予定されており、多くの観光客が訪れるであろう小田原城。皆さんにきれいなお堀を見ていただけるといいですね。