5月24日の「スクーバダイビングの日」に東京・築地の波除神社でダイビングの安全と好天を祈願

5月24日の「スクーバダイビングの日」に東京・築地の波除神社でダイビングの安全と好天を祈願

2022年5月24日(火)の「スクーバダイビングの日」に、「レジャーダイビング認定カード普及協議会(通称:Cカード協議会)」に加盟するスクーバダイビング教育機関の代表者が集まり、東京・築地の波除神社にて「海上安全・安全潜水・好天 凪」の祈願が実施されました。

ダイビングを安全に楽しむうえで、海のコンディションが安定していることは非常に重要です。特に近年は、週末や連休に合わせるかのように台風や大雨などが各地を襲い、その規模も大型化しつつあります。「ダイビングの予定を立てたけれど、海況が悪くて海に入れない」といった声も多く聞こえるなど、ダイビング活動に大きな影響を与えています。

こうした現状を踏まえ、夏のハイシーズンにベストコンディションで安全にダイビングを楽しむことができるよう、5月24日の「スクーバダイビングの日」にスクーバダイビング教育機関の各代表者が集い、祈願を実施することが企画されました。

Cカード協議会による祈願が実施されたのは3年ぶり。過去に実施された際は、東京・高円寺の気象神社で行なわれていましたが、今年は初めて「災難を除き、波を乗り切る」ご利益のある東京・築地の波除神社で実施されました。

当日はCカード協議会に加盟する教育機関より、BSAC、DACS、JUDF、NAUI、PADI、SNSI各社(ABC順)の代表者が参加しました(なお、残念ながら当日参加できなかったJPは、大瀬崎の大瀬神社で独自に祈願を行なったとのこと)。

社殿にて祝詞の後、代表としてCカード協議会会長の中野龍男氏による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われ、「海上安全」、「安全潜水」、「好天 凪」が祈願されました。その後、獅子殿に「願い串」を納め、参拝も行なわれました。

新型コロナウイルス感染症拡大によるまん延防止等重点措置等も解除され、夏のハイシーズンに向けてダイビングを楽しむ人もどんどん増えてくると思います。安定した海のコンディションの下、安全にダイビングが楽しめるといいですね。

◆5月24日「スクーバダイビングの日」について
スクーバダイビングのさらなる普及と、夏のハイシーズンを控えたこの時期に安全意識を啓発することを目的とし、レジャーダイビング認定カード普及協議会より一般社団法人日本記念日協会 (代表理事:加瀬清志)に申請され、記念日として正式に登録されました。
5(ゴー)2(トゥ)4(シー)=Go to Sea!(海へ行こう!)の語呂合わせと、1953年のこの頃にロバート.S.ディーツ氏によって日本にスクーバ器材が紹介されたという記録があることを由来としています。

◆レジャーダイビング認定カード普及協議会(通称:Cカード協議会)について
同協議会は、日本国内の主要なCカード発行組織14社によって構成されている団体です。ダイビングを楽しむために必要なCカード(認定証)を発行するための「最低指導基準の採択と普及」を主たる目的とし、1994年7月20日に設立されて以来「エントリーレベル(ダイビング初級)基準」「インストラクターレベル基準」「スーパーバイザーレベル基準」「インストラクタートレーナー基準」を採択し、その採択基準の普及に努めています。
⇒公式サイト

◆波除神社について
東京都中央区築地にあり、倉稲魂命/稲荷神を祭神とする稲荷神社のひとつ。明暦の大火の後に4代将軍・徳川家綱が行なった埋め立て工事が激しい波により難航した際、光を放って海面を漂っていた稲荷大神の御神体をお祭りした途端、波風が止み工事が無事に完了したとされています。
以来、「災難を除き、波を乗り切る」 波除稲荷様として、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等にご利益があると言われています。
⇒公式サイト


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この記事を書いた人

高校卒業時にダイビングを始め、大学生のときにインストラクターに。大学卒業後、(株)水中造形センターに入社し、『マリンダイビング』『海と島の旅』『ダイビングスクール』各誌の副編集長を務める。2010年からは世界最大のダイビング教育機関PADI日本オフィスでマーケティング・広報・ウェブコンサルティングなどを担当。2019年からは再び(株)水中造形センターにて、WEB編集部・部長/マリンダイビングWEB編集長に。現在はスナイプバレー合同会社の代表として、スキューバダイビングの普及・啓蒙に加え、海の環境保全活動にも努めています。

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