\簡単に自作できる!/ダイビングマスク型VRゴーグルで、水中360度動画を楽しもう♪

ダイビングマスク型VRゴーグルで、水中360度動画を楽しもう♪

360度を水に囲まれる、非日常の水中世界。ダイビングで体験できるこの感動の世界を、手軽に体験してみたいと思いませんか? 

おうちで海気分を味わえる、とっておきの方法として僕がおすすめするのは、水中360度動画をVRゴーグルで楽しむというもの。もちろん、市販のVRゴーグルを購入して見てもいいのですが、おうち時間を有効に活用するために、自分で作ってみてはいかがでしょうか?簡易的なVRゴーグルは簡単に自作することができ、YouTubeなどでも作り方が数多く公開されています(「VRゴーグル 自作」などで検索してみてください)。

ただ僕がこだわったのが、「より海を感じられるものにする」ということ。実は以前から「VRゴーグルってダイビングのマスクに似ているな~」と感じており、ダイビングマスク型のVRゴーグルを作りたいと思っていたのです。そこで、自分が普段使っているダイビングマスクのメンテナンスついでに、100均のルーペのレンズとダンボールを使ってちょこっと改造してみたところ「すごい!ちゃんと360度VR動画が見られる!」と感動。SNSに載せたところ、多くの反響があり、「作り方を知りたい」という声もいただいたので、以下に紹介します。

【1】近くの100均でルーペを2個購入。あとは家に余っていたダンボールとガムテープ、道具としてカッターと定規、ペン、それにマイナスドライバーが1本あればOK。ベースにはダイビングマスクを使います。スカート部がブラックシリコンのものだと、余計な光が入らずに臨場感がアップするのでおすすめです。
【2】マスクからガラスレンズを外します。外し方はマスクによって異なるので、きちんと外し方を教わったうえで行なうことをおすすめします。力任せに外そうとすると、マスクが破損する原因となりますので、注意しましょう。
【3】ダンボールに、外したガラスレンズの形に沿って線をひきます。
【4】100均で買ったルーペを分解し、中のレンズを取り出します。
【5】ルーペのレンズの大きさに合わせて、先ほどのダンボールに線をひきます。左右のレンズの中心の距離は7cmくらいが一般的なようです。僕は6.8mmで切り抜きました。1眼タイプだと距離が測りやすいのですが、2眼タイプはレンズ間の距離に注意が必要です。
【6】ルーペのレンズを入れる穴をカッターで丸く切り抜き、ダンボールをガラスレンズの形に切り抜きます。レンズを入れる穴は、少し小さめにしておくと、レンズがしっかりとはまりやすいです。
【7】切り抜いたダンボールにレンズをはめ込み、マスクにはめ込みます。レンズの縁に薄くボンドなどを塗っておくと、ポロリと落ちることもなく安心です。
【8】スマホを設置する箱を作ります。マスクの前面からスマホまでの距離が6cmくらいになるようにダンボールで箱を作ります。※距離は実際にレンズをのぞいて、VR表示しているスマホの画面がきれいに見える距離に調整することをおすすめします。
【9】隙間があると、そこから光が入って臨場感が損なわれるので、なるべくぴったりした大きさで箱を作ります。隙間にはティッシュなどを詰めると◎。
【10】スマホの画面をVR表示に設定します。YouTubeチャンネルにも様々な水中360度動画がアップされているので、それを利用してもいいでしょう。YouTubeの場合は、見たい動画を選び、右下のVRマークをクリックして2画面にすればOKです。
【11】ダイビングマスクをつければ、そこは360度が水中の世界。美しい海を臨場感たっぷりに楽しむことができます。スノーケルをくわえれば、海気分もますますアップ(笑)

お時間のある方はぜひお試しを~。

※注意事項
・文中にも書きましたが、マスクの分解は、むやみに行なうと破損の原因となります。メンテナンス講習を受けるなどして、自分のマスクの分解方法をきちんと理解したうえで実施することをおすすめします。メンテナンス講習はオンラインで実施されているものもありますので、この機会に受けるのもいいのではないでしょうか。
・長時間のVR視聴は、目に負担がかかり、頭痛などの原因にもなります。適度な使用を心がけてください。

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この記事を書いた人

高校卒業時にダイビングを始め、大学生のときにインストラクターに。大学卒業後、(株)水中造形センターに入社し、『マリンダイビング』『海と島の旅』『ダイビングスクール』各誌の副編集長を務める。2010年からは世界最大のダイビング教育機関PADI日本オフィスでマーケティング・広報・ウェブコンサルティングなどを担当。2019年からは再び(株)水中造形センターにて、WEB編集部・部長/マリンダイビングWEB編集長に。現在はスナイプバレー合同会社の代表として、スキューバダイビングの普及・啓蒙に加え、海の環境保全活動にも努めています。

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